世界各地の30か国以上とのネットワークを持つアンコーポレーション様。
カーネーション、アルストロメリアといったベーシックな切花から、リューカデンドロ、プロテアといったネイティブフラワー、エアープランツ、果ては球根まで、幅広い品目を弊社にご出荷いただいているアンコーポレーション様より、今回はちょっぴり個性派なドライフラワーたちをご紹介します。
❁アーティチョーク
ヨーロッパでは野菜としてポピュラーなアーティチョーク。
食用に用いられる丸く若い蕾、鋭い棘がワイルドな開きかけの蕾、燃えるような赤色の花弁が美しいXLサイズ…と一口にアーティチョークといえども、まったく雰囲気の違う三種類が揃っています。
↑左から アーティチョーク蕾、アーティチョーク蕾赤、アーティチョーク(XL)
❁ソロロカフラワー
姿形も名前の響きも不思議な雰囲気のソロロカフラワー。
その正体は南アフリカ原産のストリチア(極楽鳥花)の仲間・タビビトノキモドキの実が開いたもの。
星のような形は自然の造形美。無造作に飾るだけでお部屋のお洒落なアクセントになるインパクト抜群の花材です。
↑タビビトノキ“モドキ”というだけあってタビビトノキの実にそっくりの形。
❁タルホルーン(シープホーン)
羊の角のような形のドライフラワー。
一見しただけでは植物のどの部分なのか見当がつかないような不思議な形です。
実は完全な自然の造形物ではなく、パナマソウという南米原産の植物の若い花序(花の集合体)に人為的に切れ込みを入れ乾燥させたもの。ちなみにパナマ帽はこのパナマソウの葉の繊維を編んだものだそう。
そのまま飾るほか、コニファーなどのグリーンと組み合わせてクリスマスのリースやスワッグのポイントにもおススメです。
↑カラーバリエーション豊富なタルホルーン。右の画像左上からピンク、グレイ、白、ナチュラル、オレンジ。
❁プロティア ネリフォリア
握りこぶし大でブーケやスワッグなどに使いやすい小ぶりサイズのプロテア。
ふわふわの黒い産毛と、くるんと反り返ったがく部分がチャームポイントです。
↑ネリフォリアのイエロー染。産毛部分はよく見ると紫色がかっていて、がくの黄色とのコントラストが素敵です。
❁バンクシア ファイヤーウッド
口を開いたよいうな裂け目が奇抜なバンクシアの一種。
山火事が頻発する地域が原産で、火であぶられる事により硬い実がはじけ、中の種子を飛ばした結果このような形になります。
↑よく見ると弾けていない部分の網目模様で綺麗です。
❁ハケア
ぱっくりと割れた実の、木目のような断面が特徴的なオーストラリア原産の植物。
バンクシアファイヤーウッドと同じく、ハケアの実は山火事の火によって弾けて種子を飛ばすようです。
実のツートンカラーの断面は自然に割れたとは思えないほどなめらか、味のあるオブジェとして活躍しそうな造形です。
↑弾けた実は枝先にとまった蝶のようにも見えます。
甘さ控えめ、ユニークな形のドライフラワーは、他の花材と合わせてスワッグやブーケの素材にするだけでなく、そのままオブジェとして飾っても大変映えます。
最近流行のナチュラルインテリアとの相性も抜群!お部屋のコーディネイトに一味違うオリジナリティを加えてくれます。
ヨーロッパ、南アフリカ、南米、オーストラリアなど、世界中様々な地域で環境を異にして現在の姿形に至った植物たち。個性的なフォルムを眺めながらそれぞれの生まれ育った土地に想いを馳せるのも一つの楽しみ方ですよ。